いざ、肺がんの治療が必要になった場合、どんな方法があるのでしょうか。
西洋医学での治療法、東洋医学での治療法、それぞれをご紹介します。
このページでは、まず西洋医学の治療法をご紹介しましょう。
西洋医学では、肺がんの病期(ステージ)によって治療法が異なります。
非小細胞がんの治療
ステージ1とは、転移していない状態です。
ステージ2とは、転移があっても肺内のリンパ節に限られているものか、転移がなくて、切除可能な程度の広がりでおさまっているものをさします。
この場合は手術という治療法が適用されます。
主に肺葉(肺の絵としてよく見かける、左右にあるいびつな鈴のような形のものです。)の切除とリンパ節郭清が行われ、だいたい3時間くらいの手術になります。出血量も200ミリリットル程度が普通なので、輸血はしない場合もあります。
この状態で発見でき、手術できれば生存率はぐっと上がります。
ステージ3は、他の臓器への転移はないが、ステージ2よりも進んでいて切除が不可能な状態です。
切除不可能なために放射線治療や抗がん剤を併用する方法をとります。
また、抗がん剤を投与して手術が可能であれば手術するケースもあります。
ステージ4は、既に他の臓器に転移している状態です。
肺がんはこうなってから発見されるケースも少なくありません。
この場合は、抗がん剤による治療を勧められることが多いです。
ただ、この状態になると、全身の状態が抗がん剤の副作用に耐えられるかどうかも判断の基準になります。
また、転移している先の病巣部に放射線療法が行われることもあります。
さらに、この状態では、痛みや呼吸困難といったがんの症状も多く、それを軽減する緩和療法も行われる場合があります。
小細胞がんの治療
抗がん剤に反応しやすいため、抗がん剤による治療がほとんどです。
放射線療法を併行する場合もあります。
予防的全脳照射という放射線療法を行う場合もあり、これは、脳への転移を防ぐために脳への放射線療法を行うことです。
肺に転移してきたがんの治療
肺以外に転移がなければ手術する場合があります。
また、以前に効果のあった抗がん剤が投与されることもあります。
ケースによっては放射線療法を行います。