肺は、胸部の大部分を占める器官で、重さは男性で平均1060グラム、女性では平均930グラムあります。
肺は、肝臓やすい臓などと違って、存在を感じやすい器官ですよね。
息を大きく吸うと、肺が動くのでわかりやすいでしょう。
早速、息を大きく吸ってみてください。
肺が大きく膨らみます。
そして、息を吐いてください。
肺が元の大きさに戻ります。
このように、大きく呼吸をすると意識しやすいのですが、普通に呼吸している時でも、肺はこのような動きを繰り返しています。
この時、肺は次のような働きをしています。
心臓から送られてくる血液から二酸化炭素をとり、体外に排出させます。
代わりに吸った空気を利用して、新鮮な酸素を血液に与えています。
この働きをしている部分を「肺胞」と呼びます。
肋骨に沿って形作られている肺には、肺胞にびっしりと張り巡らされています。
肺胞は、簡単に説明してしまえば、気管支が枝分かれを繰り返した先端です。
平均的に、気管支は16回ほどの分裂を繰り返して肺胞に至ります。
ブドウの房のような、クワの実のような形をしていて、表面の75%は毛細血管で覆われています。
肺胞は、およそ6億個もあり、1個の直径は0.14ミリで、酸素と二酸化炭素を交換するのに関わる面積は60平方メートルにもなります。
私たち人間の身体は、それだけの面積を使って酸素と二酸化炭素を入れ替える必要があり、肺はその重要な役割を担っているのです。