肺がんで亡くなる人は、すべてのがんの中で最も多いということをご存知でしょうか?
胃がんや子宮がんが減少傾向にあるのに対して、肺がんは近年急激に患者が増えているのです。
ここに、いくつかのデータがありますので、ご紹介しましょう。
2005年の肺がんでの死亡者数です。
世界では 130万人
日本では(男性) 45189人
日本では(女性) 16874人
世界で、毎日3300人以上、日本では毎日170人程度が肺がんで亡くなっていると言うことなんですね。
他のがんと比べての死亡割合はどうなっているのでしょうか。
割合で見てみましょう。
世界では、がんで死亡する人の17%が肺がん、日本では19%が肺がんが原因です。この割合は、日本の男性では、がんの中で最も死亡者数が多く、女性では胃がんの次に多い死亡者数です。
次に、生存率を見てみましょう。
非小細胞がんであった場合、手術ができる程度の時期に発見できれば5年生存率は50%〜70%はあります。しかし、肺がんは手術が難しい状態で発見されることが多いのです。
そして、手術が適切でない時期になってしまうと、放射線療法と化学療法を併用して受けても15%〜20%です。
小細胞がんの場合、同じように放射線療法と化学療法を併行して受けて25%、もし進行型であったら、3年生存率でも10%となってしまいます。
がん全体の5年生存率は50%を超えていますので、肺がんはやはり治りにくいと言えるがんです。
これらの数字から、肺がんについての注意すべき点をいくつか挙げてみます。
がんは、早期に発見できたり、転移さえしなければ完治できることが多いと言います。
このことを踏まえると、
肺がんは、早期発見が難しく、そのために手術できないものが多いということが言えます。
さらに、肺がんは転移しやすいということも言えます。
(これらについては、臨床データでも明らかになっています)
どんな病気にも言えることですが、とにかく早期発見できるかどうかが大きな分かれ道になります。